さくら治療院 東鎌ヶ谷院 院長の安東です。
今回は、前回の続きです。
ポジティブな視点とネガティヴな視点によって予後が変わってくるという話でした。
あとは、どっちの視点で身体の何を探すかです。
これまた患者さんには二通りいらっしゃいます。
良くなった(改善された)所を探す人と、
まだ痛い所を探す人です。
人間の脳には脳幹網様体賦活系といって、
自分にとって必要な情報だけをピックアップして
取り込む働きがあります。
逆に必要でないと判断した情報はガードしているのです。
言い換えると、興味のあるものしか目や耳に入ってこないようになっているのです。
例えば、目を瞑って
「今から5秒間だけ目を開けて、周りにあるもので赤い物を探して、また目を瞑って下さい」
と言われたとします。
そこで
「では、青いものはどこにありましたか?」
と言われると、殆どの方は答えられないと思います。
赤い物を探すという情報がインプットされると他の物が目に入らないんですね。
ネガティヴな思考でいると、ネガティヴな事ばかり探し、ポジティブな事が目に入らなくなってしまいます。
だから、まだここが痛い、
あ、ここも痛い、
こっちも、痛い、
そういえばここもおかしい、
と、常に悪い部分を探してしまいます。
これって終わりがないんですよね。
どうせなら、ポジティブ思考でポジティブな視点で、良い所を探すようにしてみて下さい。
どんどん身体は良い方向に向かっていきますよ。